こんにちは♪M2になりました、田中です。
あっという間に桜も散って、いつの間にか夏の陽気すら感じますね。
春から夏にかけては、私たちのフィールドである干潟の調査に最適な時期ですが、
調査で良い結果を得るためには、
最適なサンプリングデザインを立てる必要があります。
現在研究室の多くのメンバーは、このサンプリングデザインを確立するための
調査地や対象生物の下調べ、調査練習(予備調査)に取り組んでいます。
例えば、干潟に出現するアカミミガメの研究をしている志帆ちゃんは、
アカミミガメの個体数を推定するための、標識再捕の練習をしています。
大きさや特徴を記録した後標識し、生息地に戻した個体を
後日再捕することによって全体の個体数を推定します。
また、調査地にはアカミミガメ以外にどんな生物が生息しているのか
本格的な調査の前に、実際に現地へ下見に行きました。
干潟とその周辺に出現する鳥類の研究をしている近藤君は、
調査地に現れる鳥類の種リストを作成し、
計数や同定の練習をしながら、
調査ルートや時間の検討をしています。
そして私は、繁殖期のチゴガニの行動観察をするために、
動画の撮影方法を考え、実際に撮影してみたり、
得られた動画をどのように解析しようか試したりしています。
また、チゴガニの成熟判定方法についても検討しています。
このように初めて調査をする場合、
事前の予備調査をしっかり行って
サンプリングデザインを作っていくことが、とても重要になります。
どの研究も、5月頃から本調査が始まる予定なので、
残り少ない期間ですが良い調査計画が立てれるように頑張ります。
今年も皆、良い研究成果が得られるといいな~~~~!!
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